入社からこれまでの経歴
入社から2年間はファーマコヴィジランス部にて医療機関等から報告された安全管理情報の評価業務、また集積した症例について安全確保措置の検討を行っていました。その後から現在に至るまでは、個別症例の評価およびその周辺業務に専念しています。
現在の仕事内容
安全性評価室では医療機関や患者さんから報告された安全管理情報について、自社製品との因果関係や重篤性について個別症例の評価を行い、PMDAや提携企業へ報告を行っています。また、個別症例評価に関連するさまざまなプロジェクトにも所属し、業務を行っています。最近は、医師主導臨床研究で発現した有害事象についてファーマコヴィジランス部に適切に報告される体制を構築することを目的としたプロジェクトに参加し、メディカルアフェアーズ部と連携しながら、報告ルールについて検討しました。今後も収集した安全管理情報が適切に医療現場へフィードバックされるように、様々な部門と連携しながら日々個別症例の評価に努めていきたいと考えています。
また、現在育児のため短時間勤務制度を利用しており、育児と仕事の両立に取り組んでいます。
勤務時間内で業務を終了するために日々のタスク管理、業務の効率化を意識し、短時間の勤務で最大のパフォーマンスを目指しています。短時間勤務においてもやりがいのあるプロジェクトに参加でき、2021年からは個別症例評価の責任者として業務を行っています。
仕事のやりがい
個別症例の評価業務は、患者さんが発現した有害事象について製品との関連性を評価する業務であり、自身が収集・評価した安全管理情報に基づいて、添付文書改訂やその他安全対策が決定されます。私たちが収集・評価し、医療機関へフィードバックした情報が患者さんを副作用から守ることに貢献しており、大きなやりがいを感じます。
挑戦したこと/していること
新規承認されるコンビネーション医薬品の報告体制について構築したことです。医薬品についてはこれまでもPMDAへ報告しているため、報告体制が確立されていますが、新規に承認された薬剤が医療機器および医薬品のコンビネーション製剤であったため、品質保証部等様々な部門と連携をとり、評価基準の設定等含め新たな報告体制を構築しました。
学生へのメッセージ
医薬品は承認された後も効果や安全性を高めるために「育薬」を行う必要があります。
ファーマコヴィジランス部は「安全管理」という製薬企業の根幹を担う業務であり、また有害事象等の安全管理情報を収集し、医療現場へフィードバックすることで、「育薬」を行っている部署でもあります。私たちと一緒に業務を行ってくれる方、ぜひご応募をお待ちしています。
1日のスケジュール
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- 8:45 始業開始
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メールのチェックと1日の予定を確認し、本日すべきタスクをリストアップ
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- 9:00 デスクワーク
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メール対応、個別症例の承認等を行う
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- 10:00 ミーティング
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各種プロジェクトの進捗状況等を確認
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- 12:00 お昼休憩
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テレワークのため自宅で昼食をとる
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- 12:45 午後業務の開始
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本日のタスクの処理
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- 13:00 ミーティング
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共有事項を連絡および議題について検討
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- 15:00 デスクワーク
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本日期限のタスクを完了
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- 16:30 勤務終了
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時短勤務のためこの時間に勤務を終了し、子どものお迎え、夕食づくり等