入社からこれまでの経歴
入社から2年半は営業本部に所属し、プライマリー領域のMRとして複数施設の病院を担当しました。開発本部に転属後、4年半、臨床開発推進部でCRA(臨床開発モニター)として食道がん、胃がん、肺がん等の固形がんの臨床試験を複数の医療機関で担当しました。その後、クリニカルオペレーション部に異動し、COVID-19、希少疾患(天疱瘡、全身性強皮症)などのプライマリー疾患のサイトマネージャー(臨床試験のモニタリングに関する管理者)を務め、現在は一部の臨床試験においてスタディーマネージャー(臨床試験の運営管理者)も務めております。
現在の仕事内容
クリニカルオペレーション部は、臨床試験の実行責任を果たす部署です。具体的には、臨床試験関連業務(タイムライン、予算、リスク管理・品質管理)の実行・監督、CRO(モニタリング、臨床検査、画像検査の受託機関)の選定・マネージメント、モニタリング方法の検討、各種プランの作成など幅広い業務を担っています。これらの業務を実行し、臨床試験を円滑に推進するために社内外を問わず多くのステークホルダー(社内関連部署、CROの担当者、共同開発会社、医療機関スタッフなど)と協働し、新薬の開発を目指しています。
日々、相手への配慮・尊重を忘れず業務に取り組んでいます。
仕事のやりがい
小野薬品では、多岐にわたる疾患での新薬開発を進めています。そのため、適応疾患や臨床試験ごとに戦略・リスク・課題が異なり、同じ内容の検討でも同じ結論にはなりません。臨床試験を実行していくと、日々課題が発生し、その都度、社内外のステークホルダーと検討、協議しながら適した方法を選択していく必要があります。検討したアイデアにより臨床試験をうまく推進できた時は大きな喜びを味わうことができます。さらには、その臨床試験が製造販売承認を取得した際は、努力が目に見える形となり達成感を強く感じられます。
自身が担当する臨床試験から新薬を生み出し、患者さんの治療に役立てることができるため、仕事のやりがいを強く感じます。
挑戦したこと/していること
小野薬品は、欧米での新薬販売を目指しグローバル化を進めております。将来的には、グローバル試験のスタディーマネージャーとしてグローバル全体のマネージメントをして、世界の患者さんに新薬を届けたいと思っています。
学生へのメッセージ
小野薬品には、患者さんに1日でも早く新薬を届けようと、熱意を持ち、挑戦を続けている社員が大勢います。
小野薬品での新薬開発に興味を持っていただいた方と、一緒に世界の患者さんに新薬を届けるお仕事ができることを心待ちにしています。
1日のスケジュール
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- 8:00 出社(or 在宅勤務)
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子供を保育園に送り届け、業務を開始します。
1日のToDo整理とメール確認を行います。
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- 9:00 デスクワーク
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臨床試験の関連資料や打ち合わせの資料を作成します。
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- 10:30 プロジェクト打ち合わせ(Web会議)とアクション整理
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プロジェクトメンバーと進捗状況の確認とリスク抽出を行い、対応を検討します。
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- 12:00 昼食
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- 13:00 業務委託機関(CRO)と打ち合わせ(Web会議)
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CROと臨床試験の進捗状況の確認と課題について協議します。
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- 14:30 デスクワーク
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医療機関からの質問の回答作成、臨床試験の関連資料を作成します。
臨床試験を適切に実行するため、Q&A対応は重要な仕事です。
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- 16:00 医療機関との面談(Web会議)
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治験責任医師や医療機関スタッフと臨床試験の実行に関する打ち合わせをします。
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- 17:00 帰宅(or 業務終了)
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子供を保育園に迎えに行き、お風呂に入れることが日課です。